Personnel Managers’ Club(略称PMC)の活動ご紹介

PMPでは30年を超える歴史がある外資人事責任者の会 Personnel Managers’ Club(略称PMC)の活動にも力を入れています。

同会のNewsletter – №89-November 2013 に掲載された記事を転載ご紹介させていただきます。

<<以下転載内容>>

PMCとひとづくり・その2

ピー・エム・ピー 高橋健一郎

 今年7月18日にクオニイ・グローバル・トラベル・サービス(以下クオニイと略します)、19日にキュラーズの2社を錦城学園高校少林寺拳法部部員と会社訪問しました。前者は旅行業界におけるランドオペレーターとして業界第1位、後者はトランクルーム業界において4年連続して顧客満足度第1位の地位を占めている会社です。クオニイは人事の西村孔江さん、キュラーズは人事の三戸美子さんを中心にきめ細かく準備され、社長、営某部門、管理部門の方々から丁寧な説明と熱のこもった質疑応答があり、また社内ツアーもあって、生徒たちは感謝感激していました。あらためて快く会社訪問を受け入れてくださった東海林治社長(クオニイ)とS.スポーン社長(キュラーズ)に感謝申し上げます。
 以下、クオニイ瀧口理恵さん、キュラーズの三戸美子さんから、今回の会社訪問についてまとめていただきました。お二人ともこれから日本を背負う若者への期侍と激励がよくうかがえます。最後に生徒の感想文をいくつか抜粋しておきました。
 また8月半ばに山中湖畔で夏季合宿において、ここでも課外授業のかたちで会社訪問を取り上げ、全員で2時間以上のブレスト、課題への参加態度・熱意、内容のまとめなど個々の生徒の資質が垣間見られました。
 なお合宿初日夕食後、フアクトセット・パシフィック人事の上村雅子さんから、私はこのように外資系企業を生きてきたというお話をいただきました。とりわけ7人の女子部員は、感銘を受けた様子でした。
 会社訪問をさせていただける会社を募集しています。日本の将来のためどうぞよろしく。

クオニイ 瀧口理恵 

日々の人事業務に追われる中、久しぶりに感動して涙があふれた。それぱピー・エム・ピーの高橋氏のお声掛けにより実現した、錦城学園高校少林寺拳法部の部員のみなさんのクオニイヘの会社訪問(7月18日、学生14名、引率者3名)を終えて、多くの学生さんから寄せられた感想文を読んだことからだった。PMC1-300x224

    • 当社のランドオペレーターという存在を初めて知り、世の中にはいろいろな仕事があることを学んだこと
    • 職場見学の際に目にした社員のパソコンの画面がすベて英語で驚いたこと
    • 営業⇒見積もり⇒受注手配⇒ツアー催行⇒精算といった会社業務の流れや、それが各部署の役割分担によってなされている会社の仕組みを学んだこと
    • 「将来に向けて自分が何をなすべきか」という学生の問いに、「英語でしよう」と当社社員が答えたことに対して、それまで苦手意識があり英語から目をそらしていたが、やはり避けては通れないものだと分かり、社会の先輩からの言葉を胸に、夏休み中ずっと英語を勉強していたこと

などが綴られていたのだ。それらはいずれも、今回の会社訪問で貴重な体験をさせてもらい、この体験を自分の将来に活かしていきたいと、将来に対する前向きな姿勢がひしひしと伝わってくる感謝の言葉で綴られていた。
 学生の会社訪問の受入れを通して、未知の可能性を秘めた学生の心に響く体験の機会を提供できたことで、自分自身の心が洗われる思いがしたのと同時に、次世代のためにそして社会のために貢献できることがあるのだと、人のパワーを実感した良い体験となった。ご協力、ご尽力いただいた関係者のみなさまへ心から感謝の意を申し上げたい。

キュラーズ 三戸美子 

定例会で高橋さんの隣に座った縁で、高校生の訪問をお受けすることになりました。お安い御用と承ったもの、準備が進むにつれ不安も。なにせ○十年前の高校生が現役バリバリを迎えるのです。他のスタッフからも、(高校生がビジネスに興昧を持つのか?)、(ギャグが滑ったらどうする?)、(説教臭いと「うざっ」と言われる)などの意見が相次ぎました。とにもかくにも精一杯知恵を絞ってプレゼンを用意し、当日を迎えました。
 高校生15名がオフィスに入ってきた瞬間、爽やかな風が通り抜けたようでした。初々しく、見るもの聞くものに興昧津々な若者たち。後日、丁寧に書かれた感想文をいただきました。たった2時間の訪問中、ビジネスの本質に関わることさえ学びとった学生も。若者の大いなる可能性に目を見張りました。「この学生なら即採用」の声さえ。
 PMC2-150x150ホスト側の大人は、子曰く「不惑」に達してなお悩み多き日々ですが、この日、新たな発見に心を動かし将来に夢を持つことの大切さを若者から教えられました。
 弊社は創業から13年の成熟期を迎えています。脇目も振らず駆けていた時には持たなかった迷いや課題が組織にはあります。初心を忘れず、果敢に挑戦し続ける集団でありたいと思っているところです。そのような折に高校生の受け入れが実現したのは不思議なご縁でした。次世代を担う若者のために微力ながらお手伝いができることも嬉しいことです。機会があればまたお受けしたいと思っています。

学生のキュラーズさんへの感想文

    1. 社長さんが気さくな方で、けれども大事なことを話されたり、私たちの質問にも丁寧に答えてくださいました。また職場は和気藹々として皆が楽しそうに仕事をされていました。将来はこんな明るく楽しそうな職場で働きたいと心から思いました。
    2. 外国人の方が何人かいたり、机の上の資料が英語で書かれていたり、英語の重要さを感じました。また壁に社員さんの写真と自己紹介が書かれており、素敵な会社だと思いました。英語が苦手でも楽しく仕事ができきるかもと感じました。スライドを使った説明や、社員の方々のの分かりやすい説明、オフィス内の見学など、普段経験できないことをいただき、感謝しています。